おとそ気分〜その2〜

maranello2005-01-02

せっかく買ったんだから「おとそ」を作って飲んでみようと思った。本来は清酒に6〜7時間漬け込んで成分を染み出させた後、味噌や砂糖で味を整えるようだが、日本酒を飲むと気分が悪くなるので(「夏子の酒」とか読むと分かるけど日本の酒は混ぜ物が多い。不味いと思う人が多いのも無理はないと思う。)コンビニで甘酒を買ってきた。仮に屠蘇散が不味くても、甘酒の味で何とか誤魔化せるだろうと考えたからだ。
鍋に2杯分の甘酒を入れて溶かしながら煮立て、その中に「屠蘇散」を浸す。茶色い汁が混ざっていくのが何とも不気味である。この「屠蘇散」って、いったい何で出来ているんだろう?薬店で買ってきたのに成分表が記されていない。
恐る恐る口を付けてみたが、そんなに不味くはない。「愛のエプロン」で小倉優子あたりが出しそうな味の甘酒である。ヘンな風味が付いているが、それはいわゆる「にっき」の味。浅田飴とか生八橋とかに含まれるシナモンの味がするのである。シナモンって、そんなに古くからあるものなのだろうか?何でも屠蘇散の歴史は三国時代の名医である華陀に由来するという。中国、恐るべし!