占い

maranello2005-01-03

正月番組でズバリ言うあの人が引っ張りだこのようだが、私は占いが大嫌いだ。朝の7時とか8時になると全てのキー局で一斉に占いを放送して不愉快だから、その時間帯だけテレビ東京にチャンネルを回している。だいたい、人間の運勢をたかだか数個のパターンに分けて、あまつさえ今日の運勢まで決めるという倣岸不遜な態度が気に入らない。せめて、「今日は下校途中の女子児童に声をかけてみよう。付いて来る可能性大。写メが撮れる携帯を忘れずにね!」とか「今日がイラクへ出発する最後のチャンス!」とか面白い事の1つや2つ言ってくれるんなら見ないこともないけどね。
そもそも、西洋占星術をある程度勉強すれば分かることだが、一つの星座に所属する人間の運勢を1日単位とか週単位で一括りにすることが間違いなんである。よく、同じ日に生まれた人は同じ運命をたどるのか?ということが占星術を眉唾モノだと断じる人の論拠になっているケースがあるが、同じ日に生まれた人でも生まれた時刻によってまるで違うホロスコープが描けるので、そういう論じ方は間違いである。
生まれた時刻によって、その人のアセンダントが決まり、そこから12室に分けて星の配置を見ていくのだが、一般に「○○座生まれの人は・・・」という占いは、自分の星座と、アセンダントの1室が所属する星座とが合致している人の運勢を述べているに過ぎないのである。例えば、私はてんびん座の生まれ(生まれたときに太陽がてんびん座に位置していたということ)だが、夜中に生まれているのでそのときの地平線はしし座に位置しており、アセンダントはしし座となる。アセンダントを基準にして星の配置を12室に分けて占う。12の室はそれぞれ意味があり、例えば第3室は知性の部屋と呼ばれるのだが、ここに入る惑星により、その人の「知識に対する態度」が占える。また、西洋占星術では太陽系の惑星 各々に性格が付与されており、例えば火星は争いごとを象徴し、天王星は変動、海王星は神秘性を象徴する。前述の例に照らすと、第3室に火星や海王星が位置している人は、論争が大好きで、オカルトなどの神秘的なものに興味を示しやすい性格といえる。
あ!俺って占いを否定しているくせに、メチャメチャ詳しい・・・