本当に損をしたのは誰か

maranello2006-01-20

港区赤坂に事務所を借りることにした。今日は契約を結ぶのに必要となる登記簿謄本のコピー、印鑑証明書、住民票などを取得しにお出かけ。借りる人としては行政書士などがメインであるため、その部屋には最初、ネット環境が整えられていなかったのだが、どうにかNTTに連絡して光接続環境を構築してもらうことに成功した。元々近くまで線は引かれてあったらしく月額3000円でマンションタイプの契約になるみたい。でも、端末装置が部屋に引かれることになるので、IPアドレスを固定にすればサーバーを置くことが出来る。なんかアンバランスな感じである。
さて、テレビではしきりに堀江流錬金術のからくりについて特集を組んだりしているが、あれが「錬金術」と言うほど大したシロモノか?ただのインサイダー取引じゃねぇのか?自社株の売り抜けなんて古典的な手法、バレないとでも思ったのかね?アノ会社のレベルの低さは技術者だけじゃなかったってわけだ。
で、最終的に損失を被ったのはやはり市場に参加してライブドアの株を買っていた一般市民ではないだろうか?
「ワルはお見合いパーティーに行く」でお馴染みの中谷彰宏によるかつての著作「ネットで勝つ」という本に、オン・ザ・エッヂ時代の堀江氏が出ていて興味深い発言をしている。この本は現在ダウンロード販売で安く買えるみたいなので一度読んでみると良い。
オン・ザ・エッヂが上場直後の堀江氏へのインタビューで、株式市場から集めたお金は「返さなくてもいいお金」であると公然と言い放っているのにはあきれるばかりだ。いったい誰のための会社経営なのか?
普段は「株主のために」とか言って株主総会では涙まで目に浮かべていたようだが、本音はどうなんだろうね?無配当なのが良い証拠なんじゃないのかね。泣く真似なんて誰でも出来るだろ?芸能界での知り合いも多いようだから、おおかたダチョウ倶楽部の上島にでも習ったんだろう。太っているヤツの特技なんじゃねぇのか?目から出てるのは涙じゃなくて脂(あぶら)かもね。
堀江、宮内を筆頭とする悪玉連中の逮捕劇の次には株主代表訴訟という大きな祭りが控えている。保釈金積んですぐに出てきても落ち着ける居場所は無さそうだね。
気になるのは、堀江氏が「自分は命を狙われている」としきりに周囲に漏らしているということ。彼の命を狙うのは
1)株価の暴落で生活基盤を崩された個人投資家
2)かかわりのあったとされる広域暴力団
の2つかな?もし2)だとしたら、やはりこの問題の闇は相当深いと言えそうだ。野口氏に続いて死ぬ人間が今後出てくるようなら大物政治家が関与していることは疑いようがない。
「悪いヤツほどよく眠る」というが、この事件の奥にひそんでいる本当の巨悪とは?