破壊王の死

破壊王橋本真也が40歳の若さで亡くなった。
世の中、健康のためにスポーツをするという人が結構いると思うが、というかそっちの方が多数派だと思うが、ほとんどのスポーツは、健康のための運動としては激しすぎるのではないかと私は考えている。スポーツ選手で長生きしている人は、あまり知らない。コリン・ウィルソンの「賢者の石」という変な小説に詳しく書いてあるが、古来から長生きしている人は大学教授と音楽家なんだそうである。本当かどうかは知らないが、年を取っても元気に活動しているミュージシャンは洋の東西を問わず確かに多い。そういえばクイーン再結成だってね。ブライアン・メイなんて60歳近いのにさ。
話はズレたが、この橋本選手、スポーツ選手が健康のために体を鍛えているわけではないとはいえ、40歳での死亡は早すぎるだろう。死因は脳溢血らしいが、現在勤務している職場でも最近、脳溢血で死亡する開発者がいた。その人も40歳前半で、持病の痛風を抱えていた。痛風は即座に死に直結するわけではないが、腎臓や肝臓を蝕むケースがあるので油断は禁物だ。しかも、この人は健康診断もロクに行かず、毎日浴びるように酒を飲んでいたのだそうだ。で、悲劇が起こった夜は泥酔した直後に入浴。弱くなっていた血管が破れて死に至ったというわけである。
私は家で酒を飲むことはないし、シャワー派で湯船につかることもほとんど無いので、この手の事故には無縁なのだが、気をつけたいものである。