徳川家光について

今月から常駐先との契約が少し変わり、変則的なシフトになった。昨日は休みだったので家でテレビを漫然と眺めていると、夜にドラマ「大奥」特別版をやるので、その前振りとしてこれまで放送されてきた内容をざっとおさらいするというスペシャル版が放送されていた。
その中で、春日局の問いに対して家光「いかにも余は男狂いじゃ」えー！時の将軍をホモ扱いかよ！とか思ったが色々調べてみると、どうやらこれは事実らしい。事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、この「大奥」というドラマはほとんど史実に基づいて作られている。瀬戸朝香演じる「お万の方」は元々 慶光院という寺の尼僧であり、家光に見初められて還俗を命じられたのである。後に、大上蟖となり、お梅の局と称したが、公卿の血を引くお万の方が子を生むと、幕府の公家対策として得策でないとの思惑から、懐胎は禁じられていたらしい。本当に家光を「女体に目覚めさせる」ためだけに召し上げられた"当て馬"みたいな存在だったようだ。
で、この「大奥」というドラマ、かなり前にもフジテレビでドラマ化されていたようで、その時も家光が男色に狂う様子が描かれているのだが、なんとその役を"沖雅也"が演じているのだ！ナイスキャスティング（！？）
高校時代は世界史を選択していたので、知らないことが多いのだが日本史も結構掘り下げていくと面白いことがあるものだ。たとえば9代目将軍「徳川家重」に関してだが、芝増上寺に納められた遺体発掘調査で、家重の歯列の乱れと異常なまでの歯の磨耗が発見されており脳性麻痺だった可能性が高いと言うことだ。へー。