リアル「カッコウはコンピュータに卵を産む」
大学生の頃、興奮しながら読んだクリフォード・ストールの「カッコウはコンピュータに卵を産む」。バークレイの研究所に侵入していたハッカーを東欧まで追跡し、ついには捕獲に成功するというドッキドキのノンフィクションである。そのスジでは非常に有名な本なので、図書館にでも行けば読めると思う。ちなみに私がこの世界に足を踏み入れるようになったきっかけは和久俊三の「1億分の1秒のハッカー」という小説である。この本はもう絶版じゃないだろうか？久しぶりに読みたいなぁ。
で、この前設置したサーバーにSSHからアタックかまして来るヤツが現れたですよ。この前何気にsyslogを見ようと思ったらまだ設置して2日なのにもうログがローテイトしてるじゃありませんか。見てみると、SSHに無効なアカウント名でログインを試みている様子。1秒おきに仕掛けられているので何らかのツールを使っていることは間違いない。httpdにも掲示板を中心にアタックが試みられている。ネットで調べてみると被害に遭っている人は結構いるようで、どうもツールの名前は「brutessh」というらしい。スクリプトキディが使うにふさわしい間の抜けたツールだ。どこぞの専門学校生か大学生がハッカー気取りで仕掛けているにちがいない。
暇ができたらフォレンジックソフトでも使って犯罪の痕跡を証明し、警察に突き出してやる。こちらは一応、法人なので場合によっては被害請求も出来るだろう。3千万ぐらいで勘弁してやろうか？とりあえず誰にケンカを売っているのか分からせてやる必要があるな。
