漢のエディターMifes

maranello2005-02-18

本格的にプログラムを組むようになってからはずっと秀丸エディターを使って書いている。MS-DOSでプログラムを書いていたときはVZエディターを使っていたが、マクロを組むほどヘヴィーに使いこなしていたわけではないので、秀丸への移行はスンナリいった。起動も早いしフリーウェアだし(え?違うの?ゴメンなさい。年収が200万円台になって吉野家に気軽に行けるような身分になったら振り込みます)使う機能といったらコピペとかGrepも含めての検索とかぐらいしかないので特に不自由は感じていない。Javaでプログラムを書くときはコード補完が死ぬほど便利なのでEclipseの統合環境に任せているが、ちょっとしたコードの変更だとかは秀丸で行っている。
で、まだどうなるのか分からないが、4月から某大手IT系の会社で技術コンサルタント的な役割に従事することになりそう。「え?この年で?」とか思うし、実年齢より遙かに若く見られるのでナメられないようにしないとイケナイ。というか、結構そーゆーのって大事だと思う。コンサルみたいなポジションに就いている人が秀丸じゃ、格好つかないよなぁ〜。やっぱデキるプログラマーEmacsとかでバリバリ コーディングしてなんぼっていう気がするんだよね。もちろん、秀丸使っているプログラマーでも優秀な人間はたくさんいる。この人なんかメーラーまで「鶴亀メール」だ。よっぽど「ひでまるお」が好きなんだろう。
人にもよるが、やはり「秀丸」だと技術的に下に見られる傾向があるのは如何ともしがたい事実だ。まぁ、中にはEmacs使ってるくせにGrepのかけ方も正規表現もロクに知らない「お前は名刺にプログラマーと印刷するんじゃねぇ」と言いたくなるヤツまでいるが、やっぱ秀丸だと格好がつかない。だが、Windows上で稼働するEmacs環境であるMeadowは起動がもたつく。一度起動させておいて後はそこからすべての作業を行うというのが、UnixにおけるEmacs利用の標準的なスタイルだが、Windowsという限られたメモリ空間ではエディターごときに居座られたのでは迷惑というものである。これは各人の流儀があるので、絶対的に悪いとは言えないが、少なくとも私のスタイルには合わない。
そこで考えたのがMifesというわけである。最近バージョンアップしてVer.7.0も出たしね。Mifesの存在はMS-DOSのころから知っていたし、プロが使うツールというイメージを抱いていた。世間での風評も似たようなもんだろう。それほど凝った使い方をしなければ秀丸と同じ感覚で使えるに違いない。ファイルはタブでアクセスできるので何枚もWindowを開く必要が無くなるので一挙両得。というわけで早速ダウンロードして使ってみた。現在もMifesでこの文章を書いている。しかし、今時拡張子がjavaとplとかcgiに自動対応していないというのはどうかと思うし、設定も分かりにくい。ちなみに操作は


設定→キーワードの追加・変更でWindowを開く。中に【拡張子】.javaという項目があるので、そこにカーソルを合わせて「定義の変更」をクリックして、「ファイルを開く際に自動で適用する」にチェックを入れる。これで完了。


分かりづらい。が、これさえ出来れば後はまあ大丈夫だろう。キー設定でEclipseの操作に合わせておけば迷うこともなくなる。というわけで購入を前向きに検討してみよう。問題は値段が2万円もすることだが(ネット上のオンラインショップを利用した場合で、パッケージを買うと3万円もする)値段の高さも「プロ御用達」と錯覚させる要因なのかもしれない。少なくとも秀丸よりは格好がつくだろう。「あ、俺、昔からMifesユーザーなんで」とかいう台詞を今から練習しておこう。
というわけで、「ひでまるお」さん、今までありがとう!!