なんじゃ、こりゃ

maranello2005-02-12

と思わず叫んでしまった。だいぶ前にニュースサイトに取り上げられていたのだろうけど、こんな二足歩行ロボットの開発が実用化に向けて進んでいるらしい。日本で二足歩行ロボットの開発が盛んに行われているのはガンダムマジンガーZを始めとするロボットアニメに影響を受けているからだと一説には言われているが、このロボット製作会社はジブリアニメの影響を受けているのかも。動いちゃう城ならぬ飛んじゃう城こと「天空の城ラピュタ」に出てくるあのロボットを思い浮かべた人は多いんじゃないかと思うわけで。研究用の開発キットが1体300万円で、大学や研究機関、公共施設などに販売されるそうだが、数十体集めて空から降下させて、見ろ、人がゴミのようだ!」とか叫んでいる研究者が一人は現れそうな気がする。
で、私は個人的には油圧なりモーターなりを利用したロボットの開発は、ある時点で限界に達するのではないか?と考えている。代わりに人口筋肉を使ったもの、ロボットというよりはサイボーグのようなものが最終的に主流になるのではないかと思う。サイボーグは脳味噌は人間のままで体が機械、つまりロボコップのようなものだが、その逆で、漫画の「ARMS」前半部で"チャペルの子供達"アル&ジェフ・ボーエンが操っていた死体を改造したロボット(?)みたいなもの、といった方が分かりやすいだろうか?
つまり倫理上の問題点は多数あるにしろ、可能ならば生きている人間の脳味噌に電極を挿して自由に操れれば、それが簡単だしベストなんじゃないか?と考えるわけである。ロボットを新たに作り出すんじゃなくて、今あるものを利用するというマクガイバー的な発想?そう言っちゃマクガイバーに失礼だけど。何?「人でなし」だとぅ?何とでも言ってくれ。でもこの考えは安部公房の「R62号の発明」という小説でも発表されているから、他にも考えている人はいると思うんだけどな。どうせニートとか道路公団の役人とか、それぐらいしか使い道なさそーだし。
まぁ、人口筋肉を使ったサイボーグもどきも"梅図かずおが描く仮面ライダー"みたいな感じで、研究者のやる気を削ぐものであるのは事実だと思うので、当分はウィンウィンと音立てて動くロボットが主流なのかもね。