FireFoxについて

現在、私はMicrosoft製品の中でOutLookは使っていないものの、InternetExplorerはずっと使い続けている。以前勤めていた会社ではメールの送信にSMTP Authenticationという最もセキュリティが高い方法を採用していたため、それまで使用していたOutLookをあきらめてジャストシステムの「Shuriken」というソフトを使うことにしたのだ。メニューの文字の大きさを変えることが出来ない、設定したアカウントの順番を後から変更できないなど細かな不満はあるものの、フィルタリングの設定の仕方が実に簡単で便利なので今でも使い続けている。マネシタ電器みたいな破廉恥な輩がこれ以上妙な訴訟を起こさなければ、これからも使い続けていくつもりだ。確かにこれは、OutLookがSMTP Authに未対応であるためであり、セキュリティに対する同社の意識の低さが原因であると言えなくもない。
で、Microsoftの提供しているブラウザ「Internet Explorer」について。セキュリティの不安などからFireFoxに乗り換えましょう的なキャンペーンが各所で展開されているようだが、その点に関しては疑問がある。よく、指摘されるセキュリティホールで、「悪意のあるウェブサイト」とやらが度々登場するようだが、要は、そんなアブないサイトに接続しなければイイだけの話なのではないか？と思ってしまう。
この御時勢、２ちゃんねるで表示されたウェブサイトに無条件で接続しに行くおめでたい人がどのくらいいるか疑問だが、そういう人には、「危ないサイトがあるからむやみに接続しないほうがイイよ」と教えてあげるだけで充分だと思うのだ。例えば、世の中に銃を持っている人はゴマンといるだろうし、ロケットランチャーで武装している人も場所によっては大勢いることだろう。だが、それを指摘して、丸腰の人間に「貴方はセキュリティ上、問題がありますね。せめて防弾チョッキを着るべきです。いつ撃たれるか分からないので、それを着たままズッと日常生活を送ることをお勧めします。」などという人がいるだろうか？
要は、そういう場所に行かなければいいだけの話である。テロリストに捕まったどこぞのバカじゃあるまいし、世界には危ない場所があって、話が通じない連中がいることぐらい、誰でも知っていることである。それと同じことなんじゃないかなぁと思うわけである。
まさか、オープンソースに魅力を感じて乗り換えている人がいるわけでもあるまい。ソースに手を加えてフルビルドしないと気が済まないという人は、C#.NETで独自ツールバーの開発もできるので、そっちの方をお勧めしたい。開発環境が2万円ぐらいかかるけど、それだけの手練（てだれ）だもの、充分な収入が無いわけないっしょ？