リメイク

現在、フジテレビで放映されている深夜のバラエティ番組に「スパイ」というのがある。結構人気があるらしくて、正月には2時間のスペシャルが放映されていたようだ。このゲーム、元になっているのは「汝は人狼なりや?」というロシア発祥のパーティーゲームなのではないか?と考えている。「汝は人狼なりや?」に関しては、はてなの検索機能を利用して参照してもらうとして、この「スパイ」というゲーム、どういうルールかというと・・・以下参照。番組のHPからコピーしてきた。深夜のバラエティ番組なので、いつリンク先が消えるかもしれないので。

この番組は、解答者7名からなるクイズ番組。その7人は、1つのクイズ問題を全員で考え、全員で一つの答えを導き出します。正解したらそのまま次の問題へ。不正解だった場合は、7人のうち1人を脱落させなければなりません。

ただし、その7人の中には2人の「スパイ」が混じっており、事前に全ての答えを知っているスパイは、誤った答えへと皆を誘導し、他の出場者を全員脱落させることが目的です。一方、スパイ以外の5人のプレーヤーは、流れの中でスパイ2人を探し出し、2人とも脱落させることが出来たら勝ちとなります。
スパイ2人、もしくはプレイヤー5人どちらか一方が全員脱落した時点でゲーム終了!

こういうの見ると、日本人っていうのはリメイクの天才なんじゃないかと思う。「人狼」と違う点は、クイズという要素を導入して議題を「誰が人狼か?」という話題から一時的に興味をそらせる点である。「人狼」に関しては、あまり深く遊んだ経験が無いのでなんとも言えないが、
「お前が人狼なんじゃねぇのか?」
「なんだと?てめぇこそ人狼だろ。違うんだったら証拠見せろや」
「お前から見せろや、この部落民が」
「なんだと?このチンカスが」
とかいう殺伐とした水掛け論が延々と展開しそうで、場を取り仕切る人がうまくないと、参加者の今後の人生に深い禍根を残す結果になりかねない。そこに、クイズという要素がワンクッション入ることでゲームそのものに奥行きを与えている。ちなみに、上の解説文には抜けているが、最後にプレイヤーとスパイが1対1になった場合には、クイズで雌雄を決するということを補足しておこう。