青森県の六ケ所村

maranello2004-12-21

その昔、平家の落ち武者を惨殺し財宝を奪った村人が、その霊を鎮めるために毎年一人 生贄を決め、頭部と胴体、両手両足の6部分に切り分けて捧げていたことから この村の名前が付けられた。もちろん現在はこのような血生臭い行事は行われていない模様だが、頭部が埋められたとされる泊(部落の名前:「とまり」と発音する)では様々な怪奇現象が見られるといわれる。恐山とか青森県にはこういうのが多いね。
実は、この六ヶ所村に使用済み核燃料再処理工場などが建てられる前に3年ほど住んでいたことがある。別に怪奇現象には遭遇しなかったが、診療所はあるが歯医者はない、年に一度催される祭りでは山車が1台走るだけ、映るテレビはNHKのみ、という絵に描いたようなド田舎だったことは覚えている。あ、ちなみに東北地方には部落という呼び名があるけどこれは村をさらに細かい単位に分けたもので差別的な意味はない。それとバスは1日に1度以上は来る。でも7、8回じゃなかったかな。
で、そこでイラク戦争とかでもお馴染み、米軍と「自己責任を果たせなかった眼つきの悪い あのウジ虫」が大好きな劣化ウランを使った稼働試験が行われるらしい。これを読んでる皆さんは、そんなド田舎でウランが漏れようが何だろうが関係ねーじゃんとか思っているだろうが、実はこの六ヶ所村、地図で見れば一目瞭然なのだが東北地方で漁獲高1位を争う漁港を擁する八戸市に非常に近い。ここで獲れる魚は主に関東で回転寿司のネタなどに多用されるらしい。それにここで獲れるマグロは一級品だそうで高級料亭にも良く出されると聞く。
それで、恐ろしいことに原燃が建設された翌年あたりから、どうも奇形魚が異常に増えたらしいんだな、これが。やだなー噂ですよ、あくまでう・わ・さ。あと、もちろんその影響は人間にも及ぶわけで青森県の堕胎率が群を抜いて高い、とか知能障害で生活保護を受けている人の割合がズバ抜けて高い、とか、ね。これも噂だよ、う・わ・さ。まぁ自分たちの生活水準を下げたくないからって、安価に電力を供給できる危ない原発とかを地方に丸投げしておいて、挙句の果てに何倍にもなって自分たちに降りかかってきているのかもしれないね。とりあえず、寿司なんて回ってるのも含めて10年ぐらい見たこともない俺にとってはどうでもいいことだけどね。食の危険は牛肉だけじゃないぞ、と。

注)村の名前にまつわる話は全てフィクションです。