ヤミ金地獄物語

maranello2004-11-21

久しぶりに良い番組を見た。文字通りヤミ金にはまって地獄を見た人たちを取材したドキュメンタリーである。なぜか知らないがナレーターが林原めぐみ綾波チックで無表情な語り口が良い味出してます。本当にどん底にいるような、やりきれない気分にさせてくれます。
登場する人物、かつては公務員だったのだが、一念発起して退職し、運送業を始めたらしい。退職金を全てつぎ込んだが事業は失敗。借金を抱えて自己破産。仕事も見つからないまま、家族のためにヤミ金に手を出したのが運の尽き。あっという間にどん底へ突き落とされる。ボランティアの弁護士などに相談してようやく借金を整理、今は月収20万程度の契約社員としてギリギリの生活を営んでいるということだ。「一国一城の主」となることが長年の夢だったということだが、公務員からの独立など無謀もいいところだ。公務員とか、フリーターや契約社員派遣社員として働いている状況からイキナリ独立というのはハードルが高すぎる。収入先となる客層の見込みが難しいからだ。せめて正社員として働いている状況から、個人事業主として会社と契約してもらい、それに成功してから法人化、などある程度段階を踏んでトライすべきではないか?と思ったりする。