約束

朝鮮半島で話されている言語(南北に分かれているので言い方が微妙だが)でも、「約束」という言葉は日本語と同じ発音の「ヤクソク」であることは広く知られている。民族を越えて大切にされる概念だということなのだろう。だが、どうもこの「約束」が最近の日本社会では軽んじられているような気がしてならない。
特にアポ。「○月△日の□時に〜で会いましょう」という簡単な約束事を守れないようなヤツは、そいつがどんなに知能が高かろうが、技術に秀でていようが、掛け値なしのクズ野郎であることは間違いない。職業人である前に社会人として失格だし、人と人との関わりで構成されている社会で生活するのに適さないんじゃないかと思う。そういう人にはむしろ「ニート」にでもなっててもらったほうがましって感じ。
今日も打ち合わせで某社に行ったのだが、先方はスッカリその約束を忘れていて、上司との調整もついてないし会議室も取れていないからリスケさせて欲しいと言い出しやがった。こちらも大人なのでグッとこらえて要求に従ったが、こういうのって正直どうなの?と思う。
今はメールだの携帯電話だの便利なツールがたくさんあるんだから、こういう事を犯す危険性というのはだいぶ低下していると思うのだが、どうもそうではないようで。むしろ黒電話しかなかった時代より酷くなっているような気がする。人と人との結びつきが希薄になっているせいだろうか?だって、例えば異性とのデートとか親友の結婚式とか忘れるっていうことは無いと思うんだよね。仕事上で付き合っている人間に対しても、同等の思いやりを持って欲しいと思う。そうすれば「約束」をうっかり忘れるなんてことは絶対にないはずだから。
まぁ、それでも忘れるようなら、何かの病気だろうから病院で「お薬」もらうしかないけどね。