中高年フリーター

maranello2005-05-19

「世の中、自由形で生きるヤツがいる」なんてキャッチフレーズでもてはやされて映画まで作られたというのに、今ではすっかりダメ人間の代名詞にもなってしまった感があるフリーター。バブル時代からフリーターという呼称が一般的になり増加の一途をたどったわけだから、時が経てばフリーターの年齢も上がっていくのは当たり前のことだ。バブル時代、フリーターになると年を取らないとでも考えられていたのだろうか?マスコミもいい加減なモノだ。今に始まったことではないけれども。
まぁ、大学時代からの友人は正社員で働いている人間の方が少ないので年収100万円とか200万円とかは大して珍しくもないし、バイト暮らしだからといって正社員とそれほど差があるとは感じられない。生涯賃金といっても定年まで勤まるとは限らないしね。現在、私は曲がりなりにも中小企業の社長になってはいるが、いつ転落するか分かったものではない。会社を倒産させずに、アルバイトで生計を立てた場合、フリーターと呼ばれるのだろうか?法人事業税と法人住民税の均等割、合計7万円が法人の年間維持費用だが、これを払い続ける限りは社長でいられる。年間7万円でプライドを買うのも面白いかもしれない。カードの審査とか、アパートの賃貸契約とか通りやすいからね。