こう見えて私は

珍名字マニアである。五百旗頭(いおきべ)百目鬼(どめき)一口(いもあらい)ぐらいは振り仮名なしで読める。自分の名字が平々凡々としたありふれたモノだという事も関係しているのかもしれない。ついでにいえば、自分の周りにもありふれた名字が多いし、血液型に至ってはO型の人間が異常に多い。統計ではA型の人間が一番多いはずなのだが、つきあいのある人間はO型の人間ばかりだ。大学を卒業するまでAB型の人間に会ったことが無かったので、AB型という血液型は理論上、存在するはずだと思われているだけなのではないかと半信半疑だった。RHー(マイナス)の血液型も、実際にその血液型の人間と出会うまでは、ガンダムにおける「ミノフスキー粒子」と同じく物語を盛り上げるために設定された架空の産物ではないのかと疑っていた。

話を珍名字に戻すと、以前に勘解由小路(かでのこうじ)という名字を見たことがあったのだが、調べてみると名字が五文字の姓は勘解由小路を含めて以下の12人しか無く、57万人に1人という確率らしい。出会ったら是非とも名刺交換を!まぁ、それよりこれらの名字を背負っている人たちは少子化の時代とはいえ、是非とも結婚して子供をもうけるか養子をとっていただきたい。くれぐれも婿養子とかには入らないで欲しい。

(1)阿次戸佐藤 アジトサトウ
(2)案富祖仲間 アフソナカマ
(3)伊芸安富祖 イゲイアブソ
(4)嘉手納平敷 カテナヒラシキ
(5)勘解由小路 カデノコウジ
(6)久場普久原 クバフクハラ
(7)幸地与那嶺 コウチヨナミネ
(8)■田比田井 タカダヒダイ
(9)玉城仲宗根 タマシロナカソネ
(10)平敷山入端 ヒラシキヤマイリハタ
(11)屋宜津嘉山 ヤギツカヤマ
(12)与那城牧屋 ヨナシロマキヤ
※タカダヒダイさんのタカという字は「タカシマヤ」の「タカ」

マンガの登場人物にも変わった名前が多い。「エースをねらえ!」には英(はなぶさ)という名前の後輩が入部してくる。皆川 亮二のマンガ「スプリガン」の主人公の名前は御神苗(おみなえ)だし、「D-LIVE!!」の主人公は斑鳩(いかるが)だ。森博嗣の小説にも小鳥遊(たかなし)という名前の主人公が登場する。デスノートの登場人物も変わった名前が多いが、ほとんどは架空のものだ。これはマンガの性質上仕方のないことなのかもしれない。

で、最近抱いた素朴な疑問として矢作(やはぎ)とか弓削(ゆげ)とかいう名字あるでしょ?あれは当然、御先祖様が矢尻を作ったり弓を作ったりしていたと考えられるわけだが、たまに開発(かいはつ)って名字の人と会ったりすることないですか?あの人達の先祖っていったい何を"開発"していたのだろうか?そもそも現在の"開発"という意味とは関係なかったりして。

参考URL:名字探検隊(http://www.geocities.jp/nyarce1/)