地下鉄サリン事件のドラマ化

maranello2004-03-05

報道のTBS、面目躍如といったところか。地下鉄サリン事件のドラマ化、なかなか面白かった。文中で出てくる「服従の心理」に例として出されている元ナチス幹部アドルフ・アイヒマン。70年ごろパラグアイイスラエル諜報機関モサドに拘束されたのだが、その経緯は落合信彦の本に詳しく述べられている。なまじノビーの本などで紹介されたからウソだと思っている人も多いがこれは朝日新聞でも報道された厳然たる事実である。これを知らずに落合信彦の本を「南米のどこにナチスがいるというのか」とか言って批判をしていた朝日新聞の記者がいたのには笑った。世の中は下手なスパイ小説よりも面白い。地下鉄サリン事件の林郁夫被告がたどった人生の軌跡もまた興味深いものがある。
しかし、一番驚かされたのはドラマの中で林被告を演じているのが元チェッカーズ高杢だということだね!