働く仮面ライダー

maranello2005-03-28

毎週日曜日は、録画してまで朝のスーパーヒーロータイムを観ているダメ人間な私。魔法戦隊マジレンジャーは登場人物の名前を年齢の順に並べると、マキトの「マ」、ホウカの「ホ」、ウララの「ウ」、ツバサの「ツ」に最後のカイを足して「魔法使い」になることも既に発見済み。昔のハリケンジャーで登場人物の名字をつなげると「しのび」になったのと同じだね。で、マジレンジャーの後はとうぜん仮面ライダー響鬼を観ている。最近のライダーは同時に複数登場するのが恒例になっているのだが、この前の「ライダー勤務シフト表」にはビックリした。どうも関東支部には11人のライダーがいて、2週間働いて1週間休むという交代制で働いているみたい。
仮面ライダー」を職業として設定しはじめたのは1つ前の「仮面ライダー剣」からだと思うが、考えてみれば仮面ライダーって普段は何をしているか不明な所が多いもんな。初代の仮面ライダー1号なんて立花藤兵衛こと「おやっさん」が経営する喫茶店にきてダベっているだけだったからね。「職業」を意識させるのは新手のニート対策なんだろうか?でも、結局ニートって自分の好きな職業に就けないのならば働かない方が良いと考えている人達なんだし、実際に仮面ライダーにはなれないのだから効果はないと思うんだけどね。
ニートが問題だとする社会的な風潮自体が問題なのではないか?と逆に考えてしまう。どうせ就労対策だとか何だとか言って結局は役人の天下り先を増やしているだけなんじゃないかと。ニートなんて働かなくてもどうにか食えているわけだし私からみれば実に羨ましい存在だ。親が死んだらどうなるか考えろ、なんて二十歳すぎた青年に言って聞かせるような事ではないような気がする。
将来、国力の衰退に直結することを心配する人もいるようだが、少子化の問題と同じで、数字のトリックが隠されているような気がする。少子化を論ずるときには国籍が日本人の人口だけを統計の対象としているから、例えば在日朝鮮人同士が結婚して生まれた子供はカウントされないわけだ。実際、違法合法含めて日本に滞在して働き、日本の経済活動に寄与している外国人の数は相当数に上るのではないかと思う。日本国籍を持っているだけで働きたがらない若者を何とかするより、希望と野望に燃えた外国人なり外国企業を誘致した方がはるかにましだと思う。